国が認めた介護保険サービスは、介護サービスを利用した際にかかった費用の1割もしくは2割の負担で介護サービスを受けることができます。しかし、介護保険外サービスは保険が適用されないため、全額自己負担で利用しなければなりません。そのため、介護サービスを利用する方は、現在の状況を判断してから自分に合ったほうを選択するべきです。
ちなみに、介護保険外のサービス内容は、利用者の自宅に介護スタッフが訪問し、ペットの世話や買い物への付き添い、照明器具の電球の交換などがあります。また、認知症を患った方へは、徘徊や毎日の生活状況などの見守りにも対応してくれます。さらに、利用者の話し相手になってくれたり、趣味などの機会を提供してくれたりもするので、自宅に閉じこもりがちな高齢者の孤独感を解消してくれるでしょう。話し相手や悩みなども聞いてくれるので、利用者のQOLの向上に期待が持てます。
ただし、介護保険外のサービスは、全ての費用を自己負担で支払わなければなりません。とはいえ、介護保険外サービスは、介護保険サービスと併用して受けることができるので、双方を賢く利用すると、要介護者もその家族も負担は大きく軽減できるでしょう。在宅で長く暮らしたいという高齢者も増えてきているので、今後はこのようなサービスがもっと増えるかもしれません。ニーズの高まる介護サービスについて語っているこちらのHPにも、介護保険外サービスについて言及している記事がエントリーしているので、併せて読むとさらに業界の現状とこれからが理解しやすくなるでしょう。